城陽市で注文住宅を新築する際の価格・相場・実勢価格
こんにちは
宇治市・城陽市・京田辺市を中心に注文住宅とリノベーションを手掛ける工務店
株式会社 stats living company の井上です。
前回のブログでは「京田辺市で注文住宅を新築する際の価格・相場・実勢価格」をお届けしました。なら、宇治市は?城陽市は?知りたい方がたくさんおられると思い、今回は城陽市での価格・相場・実勢価格を探っていこうと思います。
京田辺市編でもお話しましたが、近年、注文住宅を新築する際の価格・相場が上昇しています。これから、注文住宅の新築を検討されている方は、どうしたらいいの?と思われているところに、さらに金利の上昇なども取り上げられています。土地価格も同じように上昇、まったく嫌になってしまいますね。特に、城陽市は土地価格が上昇しています。だって...宇治市民の私から見ても、いいところですもん。下手をすると、宇治市より高い?と思うほど城陽市の土地価格は上昇しています。
注文住宅を新築することを、諦めてしまった方もたくさんおられると思います。家を買う?買わない?ずっと賃貸?悩みは尽きません。なので、今回のブログでは城陽市で注文住宅を新築するのに、いくらくらいかかるのか?を知っていただき、そのうえで新築住宅の購入を検討していただきたいなと思います。「あっ、いける」と思っていただけたら嬉しいです。「無理だわ、あきらめようか」という方も、ヒントになることがあるかもしれません、できれば最後までお読みいただきたいと思います。
それでは、今回のブログテーマは
「城陽市で注文住宅を新築する際の価格・相場・実勢価格」 です。
土地価格についても参考にしていただけたらと思います。
今回は、"2階建て・延床面積25坪・3LDK 土地は25坪前後を目指す "での注文住宅を新築する際の価格・相場・実勢価格を、住宅ローンをご利用して購入するというシチュエーションでお話を進めていこうと思いますので、是非、最後までお付き合いいただけたらと思います。
そもそも...注文住宅を新築するのにいくらかかるのか?
まずは、注文住宅を新築する際の価格について、内訳を解説していきたいと思います。
・建物本体工事費
・付帯工事費
・諸費用
・外構工事費
・オプション工事費
・土地購入費
たくさんありますね...嫌にならないでくださいね (笑)
ホント、たくさんあるのですが、ここから分かりやすく解説していきたいと思いますので、お付き合いください。
・建物本体工事費
まずは、建物本体工事費からご説明します。読んで字のごとく、建物本体の価格です。基礎工事から外壁や屋根工事、内装工事費まで含まれています。ただ、少し気をつけていただきたいのが、キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面化粧台などを含んでの建物本体価格としていることが、ほとんどですが、ローコストメーカーなどではキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面化粧台の価格を含んでいない事がありますので、ご注意を。
確かに...水回り商品は建物ではないかもしれませんが、生活していくうえで絶対に必要なものですので、屁理屈だと私は思います。注文住宅を新築する際は、パッと見の建物本体価格に惑わされないよう気をつけてくださいね。それから...大事なのは価格ですよね。ザックリですが
坪70万円×25坪=1750万円程度でしょう。もちろん建設会社や住宅の性能によって価格は変動しますのでご注意ください。
・付帯工事費
こちらは少し分かりにくいかも知れませんね。付帯工事費用の中身は通常、近隣の方にご迷惑をお掛けしないよう、工事用バリケードや作業員の仮設トイレ、水道管を地中に埋設し、建物の中に水道管を引き込む工事。さらに、地盤を調査する費用や設計費、工事管理費や瑕疵担保保証料、確認申請料と多岐にわたります。
特に、水道工事費などは、注文住宅を新築する土地の形状や高低差などに価格が左右されることが多いです。
ぶっちゃけた相場は、300万円から500万円程度でしょう。先ほどもお話させていただきましたが、建物本体価格が安い建設会社は、本体価格じゃないところ、付帯工事費用で乗せてくる金額が多いので、結局は総額で見極めるしかありません。ご注意を。
・諸費用
こちらは、もっと分かりにくいかも知れません。住宅を購入される際に初めて知るという方がほとんどでしょう。諸費用の中身は、印紙税や土地購入時の仲介手数料、土地建物の登記費用や住宅ローンの保証料などです。
ざっくりですが、土地建物総額4000万円の住宅を購入する際の諸費用は、200万円程度かかってくるでしょう。ポイントは、土地の広さと住宅ローンの借り入れ金額が大きくほど、上がってくるのが諸費用です。注文住宅を新築する際は、頭に入れておいてくださいね。
・外構工事費
外構工事費...こちらもいくらかかるの?という質問をよく頂きます。今回は25坪の土地に2階建て25坪の家を建てるので、実際10坪程度の外構費でしょう。基本的には、ガレージ部分にコンクリートを打設したり、ポストを設置したりでしたら、100万円程度で足りるでしょう。
土地が大きかったり、タイルを多用したり、流行りの人工芝などに手を出してしまうと...イキマスネ...カナリ。
ただし、城陽市の土地は"建ぺい率50% 容積率80%"と土地に対して余裕を持たせた建物しか建てられないエリアも多数。代表的なエリアは寺田なのですが、寺田で2階建て・25坪の家を建てようと思うと、25坪の土地では足りません。
32坪×0.8(容積率)=25,6坪
このような計算式になってしまい、寺田で2階建て・25坪の家をたてるのに必要な土地の広さは、約32坪ということになります。
25坪の土地で10坪分の外構費が必要でしたので、寺田では7坪プラスで17坪分の外構費がかかります。150万円としておきましょうか。
寺田は、こうして閑静な住宅街を守っているんですね。城陽市だけでなく、他のエリアで注文住宅を新築する際は、"建ぺい率・容積率"にも注意して土地探しをしましょう。
・オプション工事費
オプション工事費とは、例えば最近では、太陽光発電システムが多いですね。kw(キロワット)28万円程度が設置にかかる費用ですので、4kw(キロワット)設置したとして、112万円程度でしょう。
あとは、内装工事にどれだけ費用を投入されるかですね。フローリングを無垢フローリングに変更したり、壁材も、ビニールクロスから珪藻土に変更したり、しようと思えばいくらでもできるのが、オプション工事の怖いところですね。例えば、例えばですよ...400万円を超えるユニットバスなんてのもありますから。せっかく新築する注文住宅ですから、こだわりたいと思われるのは当然ですが、私はそんなにお金をかけなくても良いと思ってる派ですね。そこよりは、断熱性能や耐久年数が長い屋根材や外壁材に資金を投入していただきたいと思います。価格の安い外壁材と比べると、メンテナンス費用の違いから、長い目で見ると結局コストが安く済むからです。
注文住宅を新築する際のお金の使いどころは、屋根・外壁がおすすめです。
・土地購入費
最後の項目、土地購入費です。城陽市の土地価格の相場は、坪47,4万円とされているのですが、気になるのは地域別の実勢価格ですね。実際、そんなに安くはないと思います。例えば、寺田です。坪70万円の土地もあれば、坪15万円の土地もあります。それらの平均を知っても仕方ありません。
1部不便な立地を除き、富野であろうが、久津川であろうが、城陽市で土地を購入する際は、"坪60万円前後"だと思っておいて下さい。
・城陽市の土地実勢価格 坪60万円
ですが、駅から離れている・前道が狭いなど環境によっては、土地価格は下がります。逆に、環境が良ければ良いほど土地価格は上がるという事はご理解下さい。
今回は、ちょうど比較しやすい土地が2件販売されていましたので、シミュレーションしていきましょう。(現在、実際に販売されている土地です。)
・①寺田宮ノ谷 31,46坪 1480万円 建ぺい率50% 容積率80% 更地 (リーズナブルだと思います)
・②寺田東ノ口 22、52坪 980万円 建ぺい率60% 容積率160% 古家付 解体費で200万円見ておきましょう
・②寺田東ノ口は解体費200万円をプラスして、1180万円とします。
まとめ
・①寺田宮ノ谷
・建物本体価格 1750万円
・付帯工事費 300万円
・外構工事費 150万円
・今回はオプション工事なし
1750万円+300万円+150万円=2200万円+消費税220万円=2420万円
・諸費用 250万円
・土地購入費 1480万円
250万円+1480万円=1730万円
2420万円+1730万円=4150万円(概算)というのが総額です。
城陽市で注文住宅を新築する際にかかる費用は、1500万円程度の土地を購入した場合、4150万円程度という計算になりました。消費税がなければ...と皆さんお考えでしょうね (笑) 私も思っていますよ。
ちなみに、土地購入には消費税はかかりません。消費できないからでしょうね (笑) 建物も "消費じゃなく消耗だ"で通用しないのでしょうか?そんな時代が来ることを祈ります。それから、②寺田東ノ口についても価格を計算していきましょう。
・②寺田東ノ口
・建物本体価格 1750万円
・付帯工事費 300万円
・外構工事費 100万円
・今回はオプション工事なし
1750万円+300万円+100万円=2150万円+消費税215万円=2365万円
・諸費用 200万円
・土地購入費 1180万円
200万円+1180万円=1380万円
2365万円+1380万円=3745万円(概算)というのが総額です。
こちらの方がやさしい結果になりましたね。このように、京田辺市と比べて、城陽市は少しだけ土地が高いという結果となりました。これが、城陽市で注文住宅を新築する際の価格・相場・実勢価格でしょう。
結論
城陽市で"2階建て・延床面積25坪・3LDK"の注文住宅を新築する際にかかる費用は3700万円~4200万円程度。
いかに土地購入費用を抑えるかがポイントになってきます。
ここでまた、土地購入のテクニックを少しだけ。新築分譲地ではなく、中古住宅を購入してから解体工事をし、注文住宅を新築する。こちらの方が安く済む場合が多数です。ネットで土地を探す際には、中古住宅もチェックしてみてください。今回のブログでは、京田辺市編では語れなかった、土地の建ぺい率や容積率についてもお話しできました。城陽市で注文住宅を新築する際は、土地の建ぺい率・容積率がポイントになってくると、ご理解いただけたと思います。出来るだけコンパクトな土地に、大きな建物を建てられる条件の良い土地が見つかれば良いですね。
ここまでのお話で、注文住宅を新築することを諦めてしまった方はおられますか?ここからは、少し良いお話です。
例えば、年収600万円の方が4000万円の住宅ローンを組んだとします。住宅ローン控除をご存じでしょうか?年末の借り入れ額の0.7%が13年間、税金から控除される仕組みです。この方ですと、総額290万円戻ってきます。さらに、子育てエコホームの補助金で実質80万円受け取れるなどもございますので、注文住宅を新築することを諦めずに、お近くの工務店や建設会社でお話を聞かれたら良いと思います。
例えば、注文住宅を新築することを諦めたとして、家賃は上がらないという保証はありますか?私はないと思います。簡単なお話で、賃貸アパートのオーナーも、銀行から借り入れをしてアパートを建てています。建築費はもちろん、修繕費も上がっているし、金利が上昇したらどうなるかお分かりですね?やはり、家賃は上がるでしょう。
ここまで読んでいただいた方は、もうご理解いただけましたね?これから、注文住宅を新築することがさらに難しい時代が訪れようとしています。土地の価格、建物本体価格が下がる理由は今のところ無いと言ってもいいでしょう。各社、値上げばかり決まっています。"いつか、注文住宅を新築したいな"と思っておられる方は、冷静さを失わない程度に急がれたほうがいいと思います。その理由については、弊社ホームページ内の「マイホームをお考えの方に絶対知っておいて欲しい事」をお読みいただけたらと思います。
京田辺市→城陽市と解説しましたので、次回は"宇治市で注文住宅を新築する際の価格・相場・実勢価格"をお届けしたいと思います。
本日も長文になってしまいましたが
最後までお読みいただき、ありがとうございました。