注文住宅を新築する?ずっと賃貸?「どちらがいい?」を徹底比較!

こんにちは
宇治市・城陽市・京田辺市を中心に注文住宅とリノベーションを手掛ける工務店
株式会社 stats living company の井上です。

本日のテーマは、ずっと論争が絶えない由々しき問題、持ち家か賃貸か?についてお話したいと思います。こちらの問題はお悩みの方も沢山おられるでしょう。ですが、このブログを最後までお読みいただくと答えが出るかもしれません。あなたにとって、どちらが良いのか?一緒に考えていきましょう。

はじめに
子どもも生まれて、そろそろ手狭になってきた。老後を見据えて、このまま賃貸でもいいのか?・・・持ち家を買うか、賃貸を続けるかというのは、非常に悩ましい問題です。

賃貸は賃貸の、持ち家は持ち家のメリット・デメリットがあります。どちらがベストかは個々のニーズやライフスタイルによって異なりますよね。

今回は賃貸と持ち家のメリット・デメリットを含めて、どちらがいいのかを徹底比較。あなたのニーズやライフスタイルに合う選択方法を紹介します。

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賃貸のメリット・デメリットは?

まず、賃貸のメリット・デメリットを見てみましょう。

賃貸のメリット

賃貸は入居時に礼金や敷金などがかかりますが、持ち家に比べると居住時の初期費用が少なく済むというメリットがあります。また、大家さんや管理会社が担当するため、維持管理や修繕などの手間が少なく、管理面での負担が軽減されます。

さらに、転居の際には売却や買い替えの手続きが不要で、柔軟に生活拠点を変えられる点もメリットです。子どもが生まれた・子どもが独立したなど、そのときのライフスタイルに合わせて、最適な間取りの住まいに引っ越すことができます。

賃貸のデメリット

賃貸のデメリットは、家賃の支払いが一生続くというところです。例えコンスタントな収入がなくなったとしても、家賃は払い続けなければなりません。高齢になると年齢を理由に、賃貸物件の審査に落ちてしまったり、更新を断られたりする可能性もあります。

さらに、賃貸住宅では通常、勝手なリフォームや改装はできません。満足のいく住環境を自分好みに整えたい、という人には大きなデメリットになるでしょう。

また、家主からの突然の退去要求や契約更新の際の家賃の値上げなど、住まいの安定性に不安を感じる点も挙げられます。

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持ち家のメリット・デメリットは?

続いては、持ち家のメリット・デメリットを見て行きましょう。

持ち家のメリット

持ち家は、自分の好みや生活スタイルに合わせて、自由に空間をデザインできるメリットがあります。

住宅ローン完済後には月々の支出を抑えられる点もメリットです。定年退職後の収入が減るタイミングで、住居費が抑えられるように返済計画を立てておけば、老後の生活が楽になりますよね。

また、住宅ローン利用の際は、団体信用生命保険に加入できます。団体信用生命保険に入っておけば、万が一のことがあった場合に残りの住宅ローンが完済されるため、残されたご家族はそのままマイホームに住み続けられる安心があります。

持ち家のデメリット

購入時には、登記費用や手数料などの初期費用が必要です。住居については、ご自身で確認して適宜修善をしていかなければなりませんので、管理をする手間がかかります。

持ち家を売却する際には、市況や需要の変動による価格の変動も、デメリットとして考えられますね。

賃貸と持ち家のコストを比較

賃貸と持ち家、それぞれにかかるコストを比較してみましょう。コストのシミュレーションを行うことで、賃貸と持ち家の費用差を明確に把握することができます。

もちろん、暮らし方によってはもっと金額が必要だったり、少なく済んだりする場合もありますので、あくまで目安としてご覧ください。

賃貸住宅にかかるコスト(31~80歳までの50年間)

下記の条件で計算しました。

・31歳から55歳までの3LDKの賃貸住宅:90,000円/月
・56歳から80歳までの2LDKの賃貸住宅:80,000円/月
・駐車場代:10,000円/月
・共益費・管理費:家賃の5%
・更新料:2年ごとに家賃1か月分
・仲介手数料:入居時に家賃の1か月分
・敷金:入居時に家賃の1か月分
・礼金:入居時に家賃の1か月分

賃貸の場合、通常は家主が大規模な修繕を行うため、その分の費用負担が軽減されます。また、定期的な清掃や簡単な修繕についても、家主が行うことが一般的です。賃貸住宅での暮らしは持ち家と比べると、住宅にかかる修繕に関わるコストを抑えられます。

賃貸住宅にかかるコストの合計
32,800,000円 (31歳から55歳まで) + 29,400,000円 (56歳から80歳まで) = 62,200,000円

持ち家にかかるコスト(31~80歳までの50年間)

下記の条件で計算しました。
・持ち家:4500万円(諸費用込み・税込み)
・頭金:300万円
・住宅ローン:35年変動金利0.4%
・50年間の修繕費:700万円
・50年間の固定資産税:500万円
・駐車料金は不要

持ち家の場合は、登記費用などの諸費用として初期費用はかかるものの、何といっても自分の希望に合う家を建てられます。その上、コスト全体でみても、修繕費や固定資産税を含めても賃貸住宅より安くなる傾向があります。

ただし、家のリフォームなどの修繕は自分で行わなければなりません。その分修繕コストは賃貸住宅よりもかかりますが、自分のライフスタイルに合わせて、住まいを修善していけると考えればメリットにもなります。

持ち家にかかるコストの合計
頭金3,000,000円+住宅ローン(金利込み)45,015,566円+修繕費7,000,000円+固定資産税5,000,000円=60,015,566円


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老後を考えると、賃貸か持ち家どちらがいい?

老後を考えて賃貸と持ち家を選ぶ際には、将来の健康状態やライフスタイルを考慮した上で選択することが大切です。それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。

老後における賃貸のメリット・デメリット

老後における賃貸のメリットは、フットワークの軽さにあります。健康や生活スタイルの変化に合わせて、利便性の良い場所への引っ越しや介護施設などへの入居もできます。また、賃貸住宅では維持管理の負担が少なく、修善の手間が軽減されるという利点もありますね。

一方、デメリットとしては、老後になっても家賃の支払いが継続するため、収入の安定性が求められます。高齢になると、賃貸契約の更新を断られたり、新しい住居への入居が難しくなる場合も・・・。介護施設の入居にも多額の費用がかかる場合が多く、資産性のない賃貸住宅での暮らしの場合は、厳しい状況になることも考えられます。

賃貸住宅での暮らしを選択する場合は、若いうちから老後の暮らしを考えた資産形成が重要となるでしょう。

老後における持ち家のメリット・デメリット

持ち家の最大のメリットは、老後における安心感です。現役を引退して年金生活者になったとしても、すでに住宅ローンを完済していれば、いつまでもその家に住み続けられます。自宅での生活を維持できるというのは、何事にも代えられない心の安定になるでしょう。子どもが独立してからはペットを飼ったり、自分の好きなように住まいを整えたりできる暮らしの自由度も魅力です。

また、持ち家は資産にもなります。介護施設への入居となった場合には、持ち家を売却して現金化することもできます。年金暮らしが厳しい場合には、リバースモーゲージを利用して住宅や土地を担保にして、自宅に住み続けながら老後資金の借入れを行うという選択肢もあります。

一方、老後における持ち家のデメリットは、リフォームなど修善コストの増加が挙げられます。しかしながら、年齢に合わせて住み慣れた家を使いやすく更新できると考えれば、大きなデメリットにはならないかもしれませんね。

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賃貸と持ち家、結局どちらを選ぶべきか

これまでの内容を踏まえて、あなたがどちらが向いているか考えてみましょう。

賃貸に向いている人とは

仕事がら転勤が多い、一定期間ごとに違う場所で暮らしていきたいなど、転居の可能性が高い方に向いています。
賃貸住宅は柔軟性が高く、短期間での転居や生活スタイルの変化に対応しやすいため、将来のライフスタイルが不透明な方にも適しています。

また、忙しいビジネスパーソンやシングルマザー、学生など生活が不安定な方や、自分の手でのメンテナンスやリフォームに時間を割く余裕がない方にとっても、賃貸は負担が少なく合理的な選択となるでしょう。

ただし、老後を考えたとき資産形成を怠ると、厳しい状況になることも考えられます。長期的な目線で貯蓄できるように、ライフプランシミュレーションをしておきましょう。

持ち家に向いている人とは

持ち家は、将来の安定を求める方には持ち家が適しています。賃貸は家主の都合での解約の可能性がありますが、持ち家なら安心して長期的な居住計画を立てることができます。

また、自分だけの生活空間を作りたい方や庭づくりを楽しみたい方、ペットを飼いたい方にも持ち家は向いています。さらに、老後の資産形成の観点からも、持ち家を所有することが有利な場合があります。

ただし、長く住むと考えると、必ず住宅の修繕が必要になります。住まいに愛着を持って計画を立てていきましょう。

まとめ

賃貸と持ち家を比較すると、賃貸は柔軟性が高く、持ち家は安心感があります。賃貸の場合、初期費用が抑えられ、転居の際の手続きも比較的簡単です。

一方、持ち家は将来的な資産としての価値があり、ペットを飼ったり自分好みの空間を作ったりと、自由な暮らしが可能です。何より忘れてはいけないのは、いざとなったら売却できるという強みです。

どちらがベストかは個々のニーズやライフスタイルによって異なります。

転勤が多い人や単身者には賃貸が適している場合もありますが、家族を持ち、安定した生活を望む方には持ち家が向いているかもしれません。比較したうえで、自分たちに最適な選択肢を見つけましょう。


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